本品はパン(斑)・エスカと呼称されているものです。
葉は大きく5㎝程度になり、深い葉脈はaureana譲りでしょう。
葉縁がクリーム色に抜けます。但し、葉全てがそうなるわけではありません。全緑の葉も発生しますので、それらを徐々に切り除きます。
ジャボチカバでは色々なvar.においてvariegatedが存在します。
交配のcaulifloraはvar.sabaraではなく(これはTWで流通しています。葉が小さく縁白)、私見ですが、本品種は葉が大きいことからvar.paulistaではないかと思料いたします。
*1 植物の分類について
日本植物生理学会
当園の品種表示の仕方
現在、ジャボチカバの学名は"Myrciaria cauliflora"です。総てのジャボチカバはM.caulifloraです。 ジャボチカバには沢山の種類があるのはご存じと思います。 随って、ある種を特定するためには、上記分類基準に従えば、下位概念である変種「var.」或いは品種「f.」を付ける必要があります。(上位概念「種」と下位概念「品種」との相違を意識してください。) 例えば、当園で表示している”Myrciaria aureana”は、本来”Myrciaria cauliflora var.aureana"と表示すべきと思いますが、長くなるので本種名+変種名(或いは亜種名・品種名)で表示しております。
大葉系、中葉系、小葉系という分類について 今までの説明に準拠すれば、"大葉"は"Myrciaria cauliflora var.〇〇〇 f.大葉"と謂うことになりますが、「大葉」ビッグリーフなどと云う分類は原産地BRも含めて日本以外には使用されておりません。 本邦において、このようなある意味日本独特な或いは誤った呼称が広がった理由は、沖縄からのBRへの移民がJabuticabaを沖縄で広めた際に、BRにおける各地方の地域的なジャボチカバの変種性を理解せず、単に大雑把な形象的な名称を付けたことが原因と推定されます。 本来であれば、大葉・中葉・小葉は「パウリスタ」「?」「サバラ」と呼称するべきでしょう。
小葉を「ミウーダ」などと呼称する向きも散見されますが、BRにおいて「miuda(小さい)」なるジャボチカバの品種はありません(因みに、jabuticaba+miudaを、Brazil/ポルトガル語で検索してみてください。)
当園としては、このような呼称は改められるべきものであり、分類方法として適当ではないと考えます。 「アッスー」とか「ビッグワン」「四季生り」などは論外です。
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¥50,000価格
在庫なし
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